手のひらサイズの哲学。対話からはじめる“一緒に考える”ということ。
永井玲衣 (哲学研究者)
街場や学校で「哲学対話」をひらいている永井玲衣さん。「なぜ雑草って抜いちゃうんだろう?」というような日常のささいな疑問は、実は偉大な問いにつながっていると言います。その問いを育てていくためには、他者の協力=対話を必要とします。しかし、議論でもディベートでもなく「相手の話をきちんと聞いて自分の言葉で話す」というこの対話、私たちはみんな、とても苦手。「哲学は態度だ」という永井さんに、哲学対話とはどんなものなのか伺いました。崇高でかっこいいイメージだった哲学が、別の顔をのぞかせてくれます。
公開日:
街場や学校で「哲学対話」をひらいている永井玲衣さん。「なぜ雑草って抜いちゃうんだろう?」というような日常のささいな疑問は、実は偉大な問いにつながっていると言います。その問いを育てていくためには、他者の協力=対話を必要とします。しかし、議論でもディベートでもなく「相手の話をきちんと聞いて自分の言葉で話す」というこの対話、私たちはみんな、とても苦手。「哲学は態度だ」という永井さんに、哲学対話とはどんなものなのか伺いました。崇高でかっこいいイメージだった哲学が、別の顔をのぞかせてくれます。
公開日:2023.08.18
チャプターリスト
関連リンク
著書『水中の哲学者たち(2021)』晶文社この授業のことば
講師
永井玲衣
哲学研究者クレジット
ディレクター:柳田薫/映像制作:El Monte/ことばスライド:ちちあきこ
みんなのコメント
コメントはアプリから投稿いただけます。
次におすすめの授業
ご自身も元・緊張しいだったという、石津さん。「緊張したときは深呼吸」という通説に疑問を感じ、ご自身で緊張の対処法を調べることにしたのだそうです。石津さんの経験に基づいたお話は、自分の身にすっと入ってきました。
自分のことをそこまで発信しな���後藤さんが考えをいろいろ語っている、ちょっとめずらしい機会。どうして後藤さんの情報には信頼感があるのか、その理由がわかります。また「経済の話は面白い」「個人的にも大好き」と楽しそうに語る後藤さんの言葉に、経済のことをもっと勉強したくなります。
小学生からの質問の内容におどろきつつも、子どもたちが抱く純粋な疑問なんだなと思い直しました。「子どもが身近な大人に質問して、答えてくれなかったら、どうすると思いますか? インターネットですよね」という言葉が刺さりました。答えられる大人でありたいと思いました。
三井さんの仕事場の、床から天井まで積み上げられたレゴだらけの空間に圧倒されました。レゴで再現することを突き詰めて、アートの世界へ飛び込んだ三井さんの熱量たるや。収録のあいだも、黙々と作業しつづける同僚の方の様子も動画に出てきますので、その姿にもご注目ください。
『冒険の書』自体が非常におもしろいので、ぜひ本と合わせて見ていただきたいのですが、「アンラーニング」過去の常識を抜け出し、新しい学びを得ていくためのヒントが詰まっています。また「孫さんはこんなふうに物事を追求していくんだ!」という部分でも発見の多いお話です。
「自分のために気持ちを言葉にすることと、人に話すために言葉にすることは違う」と三宅さんが教えてくれて、目の前のキリが晴れたような気持ちになりました。そして自分のために言葉にすることは自分をいたわる行為だということも心に刺さりました! この授業後から自分のための日記を続けています。


「哲学は何もバカにしない」。そのことに腰が抜けるくらい驚いたという永井さん。なぜ?と疑問を持ってはいけないことは何ひとつなく、「なんでやねん!」とツッコむように問いを投げていいのだと、眼の前が開けるようなお話です。人と対話すること、自分が人と違うことをもっと楽しめる気がします。
哲学対話の場に行ってみたいなと思います。
お話しされる言葉のひとつひとつ全てが全身に染み入った感覚がしました。永井さんの選ばれた言葉がパズルの様にはまっていきました。私自身、哲学が好きな事は分かっていましたが、もっと身近なモノで、問い続けて良いのだと教えて頂いた気がしました。
「手のひらサイズの哲学」言い得て妙。「哲学はツッコミ、世界がボケ」これもおもしろい。鋭さや威力はないけど、ぬるっと入ってくる表現…というか、僕の好きな言葉遊びをしながら会話が繰り広げられます。永井さんのいる『哲学対話』ならいっぱい自分を触って、輪郭を探ってくれるのが想像できます。
『この社会にはなぜ「大丈夫じゃない場」があるのだろう?』という問いが浮かびました。日常のモヤモヤを考えないままでよしとする社会(一人一人の人間の態度)がそれを作っているのかな。世界「生まれたけど死にます」人間「なんでやねん」このボケとツッコミが哲学だと思うとおもしろいです。
大好きな人!! 水中の哲学者たちも読んでほしいな