ゴリラから学ぶ「幸福論」と「未来」。
山極壽一 (霊長類学・人類学者、総合地球環境学研究所所長)
「生きていくうえで大事なことはぜんぶゴリラから学んだ」と語る研究者が、とても大切に考えているのは、人間にとっての「時間」の意味。「信頼感はともに過ごす時間から生まれる」と考える山極さんは、情報化のなかで人々が「言葉」にばかり頼りすぎて、ともに時を過ごす「身体性」をおろそかにしがちなことをとても心配しています。なかなか会えないコロナの時代、ソーシャルメディアが拡大していく時代、私たちはどのようにして集い、共感力を育て、互いへの信頼を培っていくのか。いまいちばん考えたい、大切なテーマについて、じっくり語っていただきました。
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「生きていくうえで大事なことはぜんぶゴリラから学んだ」と語る研究者が、とても大切に考えているのは、人間にとっての「時間」の意味。「信頼感はともに過ごす時間から生まれる」と考える山極さんは、情報化のなかで人々が「言葉」にばかり頼りすぎて、ともに時を過ごす「身体性」をおろそかにしがちなことをとても心配しています。なかなか会えないコロナの時代、ソーシャルメディアが拡大していく時代、私たちはどのようにして集い、共感力を育て、互いへの信頼を培っていくのか。いまいちばん考えたい、大切なテーマについて、じっくり語っていただきました。
公開日:2021.08.11
この授業のことば
講師
山極壽一
霊長類学・人類学者、総合地球環境学研究所所長クレジット
ディレクター:草生亜紀子/映像制作:中村裕/ことばスライド:馬淵しの/ナレーション:渡辺真理
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ぼくらは意識するしないにかかわらず、嘘をついたり、つかれたりしながら生きています。倫理的には「嘘はよくない」と感じながら。でも悪い嘘ばかりではなく、「ホワイトライ」と呼ばれる嘘もあるとのこと。普段あまり向き合うことのない嘘について知ることは、気持ちが少し楽になることに繋がります。
何かやりたいことを実現するためにお金は便利なのものなのに、いつのまにか”お金”の存在が大きくなって、お金を稼ぐことが目的になってしまっているかもしれない。そんな自分に気がつくきっかけになりました。
田内さんのお話を聞いて、漠然としたお金への不安への解像度が上がりました。不安が一掃されるわけではありませんが、自分や家族の未来のために今からできることを考えたくなる授業です。
特に印象的だったのは「いくら論破しても答えは出ない」というお話。ならばどうするか、ということを現実的に考えて、だからいまの東さんの活動があると思うと、非常に腑に落ちるところがありました。また、このお話を聞いたことで、東さんの本がより面白く読めるようになりました。
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「同じ時間を一緒に過ごした経験が信頼感を紡ぐ」。大事なことはゴリラから学んだという山極さんの言葉は、コロナ禍を経た今、すべての人の胸に響くはず。
ゴリラだったらどうするか? わたしも考えてみたいと思います
ゴリラの父性に感動しました。 片腕のない子どもゴリラを、甘やかさずに、ただ、待っているだけ。それが、他人と比較せずに自分を受け入れ、生きる力を養うことだと。 ヒトは、どうして早く、優れる方に向ける子育てをするのか。色々考えさせられました。
『メスゴリラに頭被りつかれて、獣医に麻酔無しに縫ってもらったのよ』。冗談みたいな事を淡々と語るイケメン学者さんやね。超知性と超野生が、いっぺんに押し寄せてきたみたいや。『信頼関係は一緒にいた時間との関数』の一言には泣けたな。『おれゴリラ』ってCMあったけど、忘れらんないわ。
山極さんのお話は、とても興味深くて 書籍も見つけると購入しています。 「父性」のお話、勉強になりました✨
顔だけ見えている会話から始めるのではなく、全身が見えて、五感を伴った場で会うことから始める。順番を間違えない。それが響きました。スマホもオンラインもAIも便利なものだけれど、それを主にしてはいけない。それらは従であって、生身の人間が主である生き方が大切なのだとわかりました。