ネットのうわさ、現場の“真実”
高橋ユキ (傍聴ライター)
2013年に、山口県のとある集落で起きた連続殺人事件をたんねんに取材した『つけびの村 ー噂が5人を殺したのか?』。著者の高橋ユキさんは幾度も現場を取材し、新聞など大手メディアが追えなかった人間関係の深部に迫っていきます。現地取材をする中で見えてきた「うわさ」と「真実」、そして、ふだんなかなか聞けない事件取材の裏側について、じっくり語ってくれました。
公開日:
2013年に、山口県のとある集落で起きた連続殺人事件をたんねんに取材した『つけびの村 ー噂が5人を殺したのか?』。著者の高橋ユキさんは幾度も現場を取材し、新聞など大手メディアが追えなかった人間関係の深部に迫っていきます。現地取材をする中で見えてきた「うわさ」と「真実」、そして、ふだんなかなか聞けない事件取材の裏側について、じっくり語ってくれました。
公開日:2021.11.19
この授業のことば
講師
高橋ユキ
傍聴ライタークレジット
ディレクター:出来幸介/映像編集:萬俊之/ことばスライド:メディアミックス/ナレーション:渡辺真理
みんなのコメント
コメントはアプリから投稿いただけます。
次におすすめの授業
クイズと謎解きの脳の使い方の違い。 今まで何気なく問いていた、日本語だからこそできるクイズの奥深さにハッとします。
『Number』も『週刊文春』も『文藝春秋』も、すべての根底には「編集という仕事の、おもしろさ」があった。「文春砲」という言葉を世間に定着させた名編集者の仕事論。
自分のことをそこまで発信しない後藤さんが考えをいろいろ語っている、ちょっとめずらしい機会。どうして後藤さんの情報には信頼感があるのか、その理由がわかります。また「経済の話は面白い」「個人的にも大好き」と楽しそうに語る後藤さんの言葉に、経済のことをもっと勉強したくなります。
「note」というたくさんの人が使っているサービスの背景には、「もしドラ」の編集者である加藤さんの思いがあります。「仲間ができる嬉しさ」の話、ぜひご覧ください。
ものを書いたり本をつくったりというのは具体的で物理的なことです。だから書くことについての質疑応答は、実践的で役立つものになります。とりわけ、古賀史健さんのような「ずっとそれを考えている人」がやる場合は。書くことを職業にしてる人だけでなく、生活の中の書くことにも役立つはず。
80代のいまも活躍を続ける大橋歩さん。数々の男性ファッション誌が創刊された「アイビーの時代」に、絵が好きだったいち美大生の大橋さんが、時代を牽引するイラストレーターになるまでを、糸井重里がインタビュー。朝ドラなみの展開です!


現場に足を運び、自分の目で見たものを、自分の言葉で書く。何が真実かわからない今、何かを主張するんじゃなく考える材料を与えてくれる高橋さんの姿勢は、改めて大切に思います。
裁判記事を私も頻繁に読みはするものの《量刑相場》に終始することがあり、もやもやとした気持ちに陥ります。 高橋ユキさんは事件のあった村へ行き、村民の方々お一人お一人の意見を聞いて回る、地道なそのご活動は裁判官など法律家はしないと思い、殺人などの《本当の裁判》がそこにあると思います。
本の題材になっている事件も、ノンフィクションとして興味深かったし、その事件を取材する過程も、ノンフィクションとして興味深かった。
他人に言うことはないが、自分にもさまざまな事件に対する先入観はあるので気をつけたいと思った。 著書を読んでみようと思った。
「高橋さんの目を通したノンフィクション」という言葉に気づきがありました。ノンフィクションは題材は現実だけれど、書いた人の目で紡がれた物語なので、そこにもバイアスはかかっている。だからこそ著者自身のことも書くことで近しさが生まれ、同時に引いた視点も得られるのではないかと思いました。